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地域との連携

 公立みつぎ総合病院と関連施設のリハビリスタッフ(PT・OT・ST・MT・CP)の総数は86人であり、他部門と連携を取りながら急性期、回復期、生活期のリハビリに関わっています。特に地域との連携は重要視しており、生活支援や受け皿作り等、自助・互助・共助の地域づくりに力を入れています。
 さて、今年度は、「シルバーリハビリ体操指導士養成事業」を尾道市と協働して実施しました。このシルバーリハビリ体操は、茨城県立健康プラザ管理者の大田仁史医師が考案し、茨城県全体で介護予防体操として実施されているものであり、尾道市に合わせ微調整し実施しています。
 目的は、住民と行政が一体となって指導士の養成と体操普及を通じて住民の介護予防と健康づくりの推進を図ることであり、受講資格は①尾道市民、②常勤の職についていないおおむね60歳以上の方、③地域でボランティアが出来る方としています。
 講習会のカリキュラムは40時間(8日間)と多いのですが、59歳~85歳まで幅広い年齢の方が受講されました。将来的には600人の指導士養成を目標としており、初年度の今年は56名の指導士さんが誕生しています。
 そのシルバーリハビリ体操指導士養成事業の講習スタッフとして、当病院から医師を含め複数名参加しており、尾道市職員や他病院の療法士と連携を取りながら運営しています。私自身、この事業に関わり一番驚いたことは、住民の皆さんの意欲であり積極性でした。6月、9月、1月と3期の講習会(各期定員20人)を実施したのですが、講習会終了後すぐに地域へ出て体操普及活動を開始されました。平成25年7月~1月末(3期生は講習中)までに各地区で83回活動し、2170人の地域住民に体操指導を行っています。この積極性はすばらしく、尾道市や講習会スタッフが考えていた以上の行動力でした。各地区からの体操指導の依頼も急増しており、定期的な開催も希望されています。地域住民の介護予防だけでなく、指導士さん達の介護予防にもなっており、更に生きがい作りにもなっています。まだまだ指導士さんの数が少なく、引っ張りだこの状態であり、早急な増員が必要となっていますが、住民の方々の地域力を感じることができる事業となっています。
 障がい者や高齢者を含めた地域住民の生活を支えていくには、医療や福祉だけでなく、保健や予防も大切です。公立みつぎ総合病院では、療法士一人ひとりが地域リハビリの視点とリハビリ前置の意識を持って、住民が住み慣れた地域で自分らしい生活が継続できるよう、更に努力していきたいと思います。今後ともご支援・ご協力お願いします。
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